辞書作りに感動再び『舟を編む』
『舟を編む ~私、辞書つくります~』が、NHKのドラマ10枠で6月17日(火)夜10時より地上波放送を開始します。三浦しをん氏のベストセラー小説を基にしたこの作品は、先行して放送されたBS版の短縮版として、多くの視聴者に届けられます。主人公を演じる池田エライザ、野田洋次郎らの若手キャストが、辞書編集部の日常や人間模様を鮮やかに描写しており、再び注目を集めています。
地上波放送の詳細と放送日時
『舟を編む ~私、辞書つくります~』は、NHK総合の「ドラマ10」で6月17日(火)の夜10時から全10回のシリーズで放送されます。初回は45分間、以降は毎週火曜日の夜10時から10時45分までのレギュラー枠で楽しむことができます。また、再放送は金曜日の午前0時35分から1時20分まで行われ、NHKプラスでは放送翌日から1週間の見逃し配信が利用可能です。
豪華なキャストと制作チーム
主人公を務める玄武書房の辞書編集部員には池田エライザがキャスティングされ、編集部の先輩役には野田洋次郎が起用されています。さらに、向井理、矢本悠馬、美村里江といった実力派がサポートします。脚本は蛭田直美氏が手がけ、特定のエピソードは塩塚夢氏が共同執筆しています。演出は塚本連平、麻生学、安食大輔の3人が担当し、音楽はFace 2 fAKEがドラマに華を添えます。
あらすじ:辞書編集部の挑戦
本作は、出版不況の影響を受けながら新たな辞書を編纂する玄武書房の辞書編集部を舞台にしています。新人編集者である志望(池田エライザ)は、先輩の結城(野田洋次郎)からの指導を受けつつ、言葉の海を探求します。専門用語の選定や見出しの作成に細かくこだわりながら、同僚たちとの友情や恋愛、家族との思い出といった人間ドラマが絡み合い、感動的な物語が展開されます。
原作小説とその魅力
作品の原作は三浦しをん氏による同名小説『舟を編む』で、2012年の本屋大賞を受賞しています。辞書作りという特異なテーマながら、言葉の本質や人間同士のつながりを丁寧に表現しています。ドラマ化に際しては、原作のエッセンスを忠実に再現しつつ、映像ならではの美しい情景描写が加えられています。原作ファンも満足できる仕上がりです。
視聴者の感想と評判
地上波放送が決定すると、SNS上では「BS版よりもテンポが良くて見やすい」「池田エライザの表情が心に響く」「辞書の世界に引き込まれる」といった高評価が多く寄せられました。第3話の再放送では「辞書作りの地道な努力と情熱が伝わってくる」「言葉の力を再確認させられた」といった感想が特に目立ち、話題作としての地位をさらに強固なものにしています。
まとめ
『舟を編む ~私、辞書つくります~』は、辞書編纂という独自かつ普遍的なテーマを通じて言葉と人間のつながりを描いた傑作ドラマです。地上波では短縮版ではあるものの、豪華キャストと実力派のスタッフが生み出す映像美と深い物語に期待が高まります。6月17日からの放送をお見逃しなく。
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