羽生結弦、現在の“職業”全貌

五輪での連覇を成し遂げたフィギュアスケートのスーパースター、羽生結弦さんは、2024年5月に現役を引退し、その後「プロフィギュアスケーター」として新たな道を歩み始めました。アイスショーの主演や振付、演出、ブランドアンバサダー、YouTubeでの発信など、様々な活動を通じて「氷上の芸術家」として進化を続けています。ここでは、羽生選手の現在の“職業”について、8つの視点から詳しく見ていきましょう。

現役引退からプロ転向へ

2024年5月、21年間の競技人生を終えた羽生選手は「プロスケーターとしてスケートを続ける」と発表しました。北京五輪後から準備を進め、同年の夏にはプロ転向を正式に表明しました。その後は競技大会から解放され、表現の幅を広げた新たな演技に挑む“氷上の芸術家”としての道を進んでいます。

アイスショー主演と振付・演出家としての挑戦

プロ転向後、羽生選手は自らプロデュースした初の公演『Prologue』を成功させ、『notte stellata 2025』では座長として活躍するなど、アイスショー界のトップスターに成長しました。さらに、ステファン・ランビエール氏の指導を受け、自作プログラムの振付や演出にも取り組む二刀流の姿勢を見せています。

ブランドアンバサダー＆メディア出演

アスリートとしての名声を活かし、MizunoやColantotteなどのスポーツ・健康ブランドのイメージキャラクターに起用されています。また、NHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』では、引退からプロ転向までの歩みが特集され、テレビや雑誌で「氷上の革命児」として新たな一面を披露しています。

YouTube・SNSでの情報発信

公式のInstagramアカウントはフォロワー数が100万人を超え、スタッフによる更新でアイスショーの裏側やトレーニング風景を公開しています。ファンとの交流を大切にし、YouTubeではインタビューやショートムービーを順次公開予定で、デジタルメディアを利用したセルフブランディングを強化しています。

チャリティ活動・被災地支援プロジェクト

故郷である東北地方の復興を願い、チャリティアイスショーを企画・運営し、その収益の一部を被災地の子どもたちに寄付しています。また、無料で招待を行い、スポーツを通じた社会貢献をライフワークとし、競技者としての活動から引き続き支援活動を積極的に展開しています。

後進育成・スケートクリニック講師

2024年秋から名古屋の白井スケートセンターでジュニア向けのクリニックを定期的に開催しています。技術指導に加え、メンタルトレーニングや表現力の強化もカリキュラムに組み込み、未来のスケーター育成に力を入れています。

国際展開とメタバース連動企画

国内での成功を受け、アジアや欧米でのアイスショーツアーの構想が進行中です。また、メタバース空間でのバーチャル観戦イベント『Metaverse on Ice』を企画し、グローバルなファンとの新たな接点作りにも挑戦しています。次世代技術を活用した「氷上とデジタル」の融合を目指しています。

“職業羽生結弦”のこれから

“職業・羽生結弦”とは、競技者でもなくただのアイスショー出演者でもない新しいジャンルの氷上表現者です。プロスケーター、振付家、ブランドアンバサダー、教育者など多彩な顔を持つ彼のキャリアは、まさに“職業羽生結弦”の名にふさわしく、これからも進化を続けることでしょう。

まとめ

羽生結弦選手は現役引退後、「プロスケーター」としてアイスショーの主演や振付、演出、ブランドアンバサダー、SNSでの発信、チャリティ活動、教育、国際展開など多岐にわたる活動を展開しています。競技とは異なる新たな表現者としての第二章を、ぜひ会場やスクリーンで体感してください。