iri(イリ)の素顔と会いたいわの秘密
日本のシンガーソングライター・iri(イリ)は、ハスキーで深みのある歌声と、HIP HOPやR&Bを基にした洗練されたサウンドが特徴です。2016年にメジャーデビューを果たし、シングル「会いたいわ」がバイラルヒットを記録し、多くのファンを魅了しています。本記事では、彼女の出身地やデビューのきっかけ、代表曲の魅力について詳しく解説し、iriの魅力を余すところなくお伝えします。
プロフィールと幼少期の歩み
1994年3月15日、神奈川県逗子市に生まれたiri(本名は非公開)は、幼少期をニューヨークと神奈川で過ごし、異文化に触れながら成長しました。学生時代にはジャズバーでアルバイトをし、ピアノの弾き語りを通じて音楽活動を始めました。小学校のスクールカウンセラーの励ましを受け、「音楽で人の心を支えたい」との思いを抱き、高校に進学するとともに本格的なボイストレーニングに取り組み、表現力を高めていきました。
音楽スタイルと影響を受けたアーティスト
iriの音楽は、HIP HOPやR&Bを基盤にしつつ、ジャズやサンバの要素も取り入れた多様なサウンドが魅力です。幼少期に母親が聴いていたジャズやサンバ、またR&Bアーティスト(AI、MISIA、久保田利伸など)の影響を受け、等身大の歌詞とハスキーな歌声が聴く人の共感を呼び起こします。ジャンルにとらわれない“ジャンルレス”な音楽性が、他のアーティストとは異なる独自の魅力を生み出しています。
メジャーデビューへの道のり
2014年、ファッション誌「NYLON JAPAN」とSony Musicが共催したオーディションでグランプリを受賞し、2016年には1stアルバム『Groove it』でメジャーデビューを果たしました。翌年にはシングル『Watashi』がNIKEのキャンペーンソングに起用され、一気に注目を集めることとなります。その後、2018年にはSexy Zoneや私立恵比寿中学への楽曲提供も行い、2024年には活動を「iri」から新プロジェクトへとリブランディングし、新たなスタートを切りました。
人気曲「会いたいわ」の魅力と影響
2017年11月にリリースされたEP『life ep』に収録されている「会いたいわ」は、リリースから後にTikTokを通じてバイラルヒットを記録しました。YouTubeやサブスクリプションサービスでの再生回数は1億回を突破し、2025年5月時点でもロングヒットを続けています。この曲は、切ないメロディと等身大の歌詞が別れた恋人への想いをリアルに表現しており、深夜のBGMとしても人気を集めています。ミュージックビデオはショートドラマのような演出で、視聴者の感情を揺さぶる映像美とエモーショナルな歌声が話題となりました。
代表曲とディスコグラフィーの多様性
代表曲としては、以下のような楽曲があります。
* 「rhythm」(2018年):タイトなビートとiriらしいグルーヴ感が際立つダンスナンバーです。
* 「Watashi」(2017年):NIKEキャンペーンソングに選ばれ、洗練されたサウンドが高く評価されたシングルです。
* 「24-25」(2023年):しっとりとしたR&Bテイストで、大人の恋愛模様を描いた楽曲です。
1stアルバム『Groove it』(2016)から6thアルバム『PRIVATE』(2023)まで、合計6枚のアルバムがリリースされており、各アルバムにはジャンルレスな多彩な楽曲が収められており、アーティストとしての成長を感じさせます。
コラボレーションとメディアでの活躍
iriは楽曲提供に留まらず、コラボレーションやタイアップにも積極的に関与しています。2017年のシングル『Watashi』がNIKEのキャンペーンソングに起用されたほか、アパレルブランドとのタイアップやCM音楽も手掛け、音楽以外の分野でも注目を集めています。2023年にはテレビ朝日系『ミュージックステーション』に初出演し、「会いたいわ」を披露しました。また、ファッション面でもドルチェ&ガッバーナやマーク・ジェイコブスのモデルとして誌面を飾り、音楽とファッションの両面で影響力を広げています。
ファッションとビジュアルイメージの独自性
iriは音楽活動に加え、ファッションアイコンとしても注目されています。ジャズバーでの経験を活かし、ストリートとシックを融合させたスタイルを展開し、女性ファッション誌やブランドキャンペーンに登場しています。ニューヨークでの育ちを反映させたモードなコーディネートと、ハスキーボイスからは想像できないクールビューティなルックスが多くのファンを魅了しています。インスタグラムのフォロワー数も急増し、ビジュアル表現でも高い評価を得ています。
ライブ活動と多様なファン層
ライブ活動は全国ホールツアーや大型野外フェスへの出演が中心で、2019年からスタートした全国ホールツアーでは、切れ味鋭いパフォーマンスと抜群の歌唱力で観客を魅了し、「心に寄り添う歌声」として高い評価を受けています。ファンの総称は「Waver(ウェーバー)」と呼ばれ、若年層から大人まで幅広い層に支持されています。ライブパフォーマンスではバンド編成やDJセットも取り入れ、アコースティックからエレクトロまで多様な演出が魅力となっています。
今後の展望と注目すべきポイント
2025年以降も新たな音楽プロジェクトが控えており、活動再始動が期待されています。6枚目のアルバム『PRIVATE』以降、シングル「24-25」や「Wonderland」がストリーミングチャートでロングヒットを記録しています。今後は海外進出やさらなるタイアップ、ドラマや映画への楽曲提供の可能性も高く、音楽ファンだけでなくファッション業界からも注目を集めることが予想されます。ジャンルレスな音楽性と独自の世界観を持つiriは、さらに大きなステージに飛躍することが期待されているアーティストです。
まとめ
iri(イリ)は、神奈川県逗子市出身のシンガーソングライターで、2016年にメジャーデビュー以来、洗練されたHIP HOP/R&Bサウンドとハスキーな歌声で多くのファンに愛されています。特に「会いたいわ」はTikTok発のバイラルヒットとなり、YouTubeやサブスクリプションサービスでの再生回数は1億回を超えています。コラボレーションやタイアップ、モデル活動など、音楽ジャンルを超えた幅広い活躍を続けるiriは、今後の新リリースやライブでさらなる飛躍が期待されます。これからもジャンルレスな表現力とリアルな歌詞で、多くの人の心に寄り添っていくことでしょう。
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