松潤×総合診療医『19番目のカルテ』役作り秘話

新たな“人を診る医師”像を描く日曜劇場『19番目のカルテ』が、2025年7月13日（日）夜9時よりスタート。松本潤が初挑戦となる総合診療医役をどう作り上げたのか、ヒロイン・小芝風花演じる患者エピソード、新田真剣佑の役柄、ドラマが問いかける社会問題、そして原作漫画までを詳しく解説します。

松本潤が演じる総合診療医の役作りについて

徳重晃というキャラクターを演じる松本潤は、魚虎総合病院に新設された総合診療科の医師です。松本は、専門医の枠を超えて患者の生活背景や心に寄り添う医師像に強く共感したと明かしています。撮影に入る前には、医療現場を訪れて問診の手順や患者への対応方法を学ぶことに努めました。脚本家・坪田文による緻密な台本をもとに、医師としての動作や“問診の間合い”を習得し、これまでにない新しい医療ドラマの主演に挑みます。

小芝風花が演じる心の傷を抱えた患者の物語

小芝風花が演じる滝野みずきは、整形外科医として働いているものの、過去のトラウマを抱えた患者として登場します。第2話では、通院への不安から自身の症状を隠してしまう理由を探る重要なシーンが展開されます。小芝は、「役を通じて、患者が本当に求めているものは何かを学んだ」とコメントし、医師と患者の信頼関係が生む“心の診察”の重要性を体現しています。

新田真剣佑が演じる東郷康二郎医師の役柄

新田真剣佑は、外科医・東郷康二郎というキャラクターを演じます。彼はエリート外科医としてのキャリアを持ちながらも、総合診療医のアプローチに疑問を抱き、対立する立場にあります。しかし、患者一人ひとりの問題に全方位的に向き合う徳重の姿勢を目の当たりにし、次第に理解を深めていく役どころです。新田は、「外科の技術だけでは救えない命がある」と語り、医師同士の職務観の違いを熱演しています。

医療ドラマが描く社会問題への視点

『19番目のカルテ』では、18の専門医制度が引き起こす医療の分断を問い、総合診療医という新たな必要性を描写します。初回から、孤立した高齢者の見逃されがちな症状や、メンタルヘルスに伴う身体的な問題など、様々な医療課題に触れ視聴者に警鐘を鳴らします。SNSでは「医療制度の盲点を知るきっかけになった」「人間を丸ごと診る視点が新鮮」といった反響があり、医療ドラマの新たな地平を切り開いています。

原作漫画『19番目のカルテ 徳重晃の問診』について

本作の原作は富士屋カツヒトによる同名漫画シリーズ（『19番目のカルテ 徳重晃の問診』）で、2019年12月から連載が開始されています。患者の背景に隠れた真の病因を探る“問診力”をテーマにしており、全11巻が刊行されています。脚本は『コウノドリ』シリーズの坪田文が担当し、原作ファンも納得の丁寧な描写で魅了しています。

まとめ

日曜劇場『19番目のカルテ』は、7月13日（日）夜9時から放送がスタートします。松本潤の医師役作り、小芝風花の患者エピソード、新田真剣佑の葛藤を描いた役柄、医療分断や社会問題への切り込み、さらには原作漫画について、多角的にアプローチしたヒューマン医療ドラマをぜひご覧ください。最新情報はTBS公式サイトで確認できます。