赤ちゃんの「絶壁」ってご存じですか?
実は、我が家にも絶壁の子が一人いて、治してあげればよかったなと思っていました。
なぜ、過去形なのか、それは、絶壁の我が子は現在小学生になっており、治療を開始するのは遅すぎてしまったからです。
そもそも、絶壁とは何が原因でなるのでしょうか?
それは、寝ているときの向き癖によってなってしまうそうです。
仰向けに寝ていると短頭症。
いわゆる「絶壁」になりやすくなるそうです。
横に向いて寝ると頭が縦に細長くなる長頭症になりやすいそうです。
頭の歪みで最も多いのが斜頭症と言われていて、後頭部が斜めに左右対称に歪んでしまった状態を指します。
斜頭症の場合はさまざまな要因で起こるので、一概にこの寝方だったから斜頭症になりやすい、とは言い切れないそうです。
そして、日本人(アジア人)の頭の形は丸みがあって、縦の幅が短い特徴があり絶日本人は壁が多いそうです。
確かに我が子は仰向けで寝ていました。
ただ、他の子どもも仰向けに寝かしてましたが、その子だけが絶壁です。
もしかして、夫も絶壁気味なので遺伝が関係するのかなと思いました。
先天的なものが原因という事も考えられるそうです。
ただ、ほとんどの場合は生まれた後の対処法で解決が出来る可能性があるそうです。
他にも出産時に難産だった場合、赤ちゃんが長時間産道に居続けることになり、その影響でなる事も考えられるそうです。
また、双子だった場合、お腹の中に赤ちゃんが1人入るときと2人でいるときの窮屈さが違ってしまうので、それも影響しているともいわれています。
絶壁を治す方法
向き癖による頭のゆがみの治療方法は、大きく分けて2つの方法があります。
ヘルメット治療と体位変換です。ヘルメット治療は、赤ちゃんの頭の形に合わせてオーダーメイドの矯正用のヘルメットを約6か月間かぶることで頭の歪みえお改善していく治療方法です。
病院で医師の指導のもと行われる治療になりますので、定期的な通院が必要になります。
まだ頭蓋骨がやわらかい生後2か月から6か月の間に治療を始めると良いと言われています。
体位変換とは、頭の向きや姿勢を変えることで頭の歪みを改善していく方法です。
赤ちゃんの寝方も絶壁が関わっていると言われています。
ずっと同じ態勢で長時間の睡眠をとってしまうとその影響で絶壁になる可能性が高くなりますので、おもちゃで気を引いたり、向きが偏らないようにして、一定の姿勢を長時間取らないようにします。
生後3か月未満の場合、または頭の歪みが軽い場合には体位変換を行いながら様子を見ることがあります。
その際、うつぶせ寝だけはさせないようにしてください。
うつぶせ寝には、原因不明で突然赤ちゃんがなくなってしまう乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクが高まってしまうからです。
また、枕をドーナツ枕に変えるのも良いかと思います。
真ん中に穴が開いている枕に赤ちゃんを仰向けの状態で寝かすので、赤ちゃんの後頭部に圧がかかるのを防いでくれます。
赤ちゃんの絶壁は、頭の骨が柔らかい事が原因の1つです。一方で、骨がまだ柔らかいからこそ、治しやすいと言えるのです。
とにかく、自宅で予防、治すのであれば同じ姿勢、向きを長時間取らせないことが大切になってきます。
絶壁を治す機会をなくしてしまったら
絶壁は先天的なものや遺伝が原因でなっていることがあるようですが、ほとんどの場合は生まれた後の対処法で解決できる可能性が高いのです。
赤ちゃんの時期の頭の骨がまだ柔らかい時期に対応することが大切です。
しかし、残念ながら、我が子のように絶壁を治療で直すというタイミングを逃してしまいました方もいるかと思います。
そのような方は、髪型やファションアイテムをうまく取り入れてカバーしていくことにしています。
ヘアアクセサリーは大きめのものを使用したり、帽子を使って隠してしまうのもありかと思います。
髪質や毛量によっては難しい髪型もあるかと思いますが、手軽に試せるファションアイテムもあるので、自分に合うものからどんどんチャレンジしてみてください。
外出時に利用するベビーカーにも注意してあげて下さい。ベビーカーにずっと乗せたままでいると、短頭症(絶壁の1つ)に影響するので気を付けてあげて下さい。
絶壁にならないためには、頭が柔らかい時期の赤ちゃんへの工夫が必要になってきます。
まとめ
赤ちゃんの頭のゆがみが気になるけど、頭のゆがみ位で病院を受診すべきなのか悩む保護者の方は多いかと思います。
しかし、赤ちゃんの頭のゆがみの中には大きな病気が隠れていることもあったり、発達に影響が及んだりするケースもあります。
「頭のゆがみくらいで」と思うのはやめて、心配なようでしたら一度かかりつけの小児科の先生に相談してみましょう。
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