赤ちゃんがのけぞりの時期

悩みごと

 抱っこしていたり、授乳しているときなどに急に赤ちゃんがのけぞるときがありませんか?

パパやママからしたら急にのけぞるので、「なんでなんだろう?」って気になることと思います。

赤ちゃんの頃の“のけぞり”には、病気が関係しているかもしれないと聞いたことはありませんか?

こんな話を聞いて、不安になるパパやママもいると思いますが、のけぞる原因、病気との関係性を説明していくので、是非参考にしてみてください。

まず、のけぞりについてですが、個人差があるものの、早ければ1カ月頃から始まる赤ちゃんもいるそうです。全体的には2~3カ月頃から見られることが多い様です。

その理由の一つとして、首すわりが関係してきます。

首がすわる頃になると、自分の体を自由に動かせるようになってくるので、赤ちゃんものけぞりをするようです。

更に体を動かせるようになる5~6か月頃になると、自分の体をコントロール出来るようになってくるので、のけぞりは徐々に減ってきて、1歳頃にはほとんどの赤ちゃんののけぞりが収まると言われています。

しかし稀に1歳を過ぎてものけぞる場合があります。

その場合は、赤ちゃんの意思表示でののけぞりが多く、多くは自分の思い通りにならないときに見られるようになります。

他にも、のけぞることが癖になってしまい、そのまま年齢関係なくのけぞる子どももいます。

赤ちゃんののけぞる原因

赤ちゃんがのけぞる理由はどんな理由があるのでしょうか?

実は、のけぞりにはいろいろな説があり、あまりはっきりとした原因がないのが現状です。

ですが一般的には、赤ちゃんが不快を感じているときにのけぞりが多いように感じます。

赤ちゃんがのけぞりながらグズグズとしていたり、機嫌を悪そうにしていたら何かしらの不快感がある可能性がとても高いです。

なので、まず不快になる原因を見つけてあげて、不快要素を取り除いてあげることで、のけぞりが治まることがあるので赤ちゃんの様子を気にしてみてください。

また、赤ちゃんは抱っこの仕方や寝かせ方など、体への刺激により反射的にのけぞることもあります。

その場合は、生後1か月までの新生児にも見られる現象なので、のけぞりをすることは生理的な現象の一つだとも言えます。

のけぞりは健康児

赤ちゃんがいきなり体を突っ張らせながらのけぞってしまうことは、良くある事です。

我が家には6人子どもがいますが、6人の子ども達みんなが、ひとときですが体を突っ張ってのけぞっていました。

私も初めて見たときは驚いて、大丈夫なのか小児科で確認してしまいました。

当時の先生は「のけぞり自体は赤ちゃんならばごく自然に現れる行動なので気にしないで平気。

そのうち自然に無くなっていく子がほとんどです」と言うことでした。

実際、友達の赤ちゃんも同じような行動をしていて、当時の私と同じように不安を感じていましたが、我が子を含め、みんなひとときでのけぞるのが終わりました。

赤ちゃんののけぞりは決して珍しい行動ではなく、赤ちゃんが意思表示をするための行動手段の一つになっていて反射的な場合がほとんどだそうです。

のけぞりが多いと、障害があるのではないかと気にするパパやママもいるかと思いますが、健康な乳児に良く見られる行動のひとつなので、あまり心配しないで大丈夫です。

病気の可能性があるのけぞり

では、のけぞりが原因で病気を疑うべきものは、どんな場合のものか考えていきましょう。

まずは、赤ちゃんにとって一番身近である存在のパパやママが抱っこしていても、嫌がってしまい、何度も何度ものけぞるようならば自閉症を疑われることがあります。

なぜなら自閉症の症状の一つとして、「感覚が敏感」という症状があるからです。

この場合、抱っこされるときの感覚が窮屈で不快に感じてしまって、抱っこされている状態から逃げたい為にのけぞると考えられています。

他にも「こだわりが強い」のも症状としてあり、のけぞり方の動きにこだわりがあって、不快などは特に無くても理由がなくのけぞりを続ける赤ちゃんもいます。

ただし、のけぞりが激しいからと言って、あくまでも自閉症の特徴の一つにのけぞりがあるだけなので、自閉症と決まったわけではありません。

自閉症の特徴として他には、視線があわない、呼びかけに反応がないなどがあります。他のは自閉症の症状がないかよく観察して、もし気になる場合は医師に相談をしてみましょう。

眠ってるときにのけぞったり、のけぞったときに、首・肩・腰などが不自然に曲がったり、ねじれている場合は「脳性麻痺」が疑われます。

パパやママが気にかけて欲しいポイントは、自分の意思でのけぞっていないようなときです。

例えば、寝ているときに急にのけぞったり、自分の意思で動いているとは思えないような不自然な体勢でのけぞったりする場合には注意が必要です。

しかし、脳性麻痺は18カ月くらいまでは判断しづらいので、のけぞりがあるからと、心配し過ぎることはありません。

もし赤ちゃんの首がなかなかすわらなかったり、体に芯がないような感じでなんだかぐにゃぐにゃしている、全身が緊張しているように硬直しているような感じがあるなど、ほかの脳性麻痺の症状があるのならば、医師に相談したほうがよいかもしれません。

まとめ

赤ちゃんののけぞりの大半は発達の上でおこる行動のひとつと考えられています。

のけぞりが気になるようでしたら、パパや医師に相談して1人で抱え込まずに気持ちをゆったり持つように心がけて下さい。

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