離乳食期の下痢!これって病気?対処法解説します

悩みごと

離乳食期の下痢!これって病気?対処法解説します

赤ちゃんの離乳食が始まった頃や進んでいる頃、突然下痢のようなゆるいうんちがでると病気かな?と心配になりますよね。

とくに離乳食が始めたてであったり、初めての食べ物を食べたあとであったりすると、消化不良を起こしているのでは?とさらに心配になりますよね。

今回は離乳食期に下痢が起こってしまった時の病院の受診の目安や、離乳食の進め方についてご紹介していきます。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

【赤ちゃんのうんちって?】

母乳やミルクだけを飲んでいる時の赤ちゃんのうんちはもちろんゆるめで、すっぱいにおいがすることが普通です。

水分しか飲んでいないのですから、かたいうんちがでることはまずありません。

離乳食がはじまってくると、だんだんと赤ちゃんのうんちは大人と同じように形ができてきたり、うんちの回数が減ったりします。

【元気なのに下痢している場合は?】

赤ちゃんの消化器官はどうしても未熟なため、食べたものや飲んだものによってうんちがゆるくなってしまうこともあります。

元気で食欲があるようであれば、様子をみても良いでしょう。

元気だけど下痢がずっと続くようなことがあれば、かかりつけの小児科の受診をおすすめします。

【こんな症状のときには病院へ】

元気で食欲がある場合には、様子をみても大丈夫なことが多いですが、以下のような症状がある場合には早めに病院を受診した方が良いでしょう。

・水っぽいうんちが1日10回以上出る
・血の混ざったうんち(血便)が出る
・白っぽい灰色がかったうんちが出る

上記のようなうんちが出ているときには、病気の可能性があるので、早めに小児科を受診しましょう。

その他にも、

・顔色が悪い
・機嫌が悪い
・熱がある
・嘔吐、吐き気がある

などの症状が見られる時も、小児科を受診しましょう。

全身状態をよく観察することが大切です。

下痢をしているときは病院の先生の指示に従って母乳やミルク、離乳食を進めていきましょう。

与え方に関しては、症状によって教えてくれるので心配ありません。

大抵は治まるまでは離乳食はストップのことが多いですが、症状にもよるので病院の先生の指示に従いましょう。

【時期別!下痢の時の離乳食の進め方】

下痢を起こしてしまった時に、離乳食はどのように進めていくのでしょうか。

離乳食の進み具合にもよって、与え方が少し変わってきます。

●離乳食始めたてのとき(生後5ヶ月~6ヶ月頃)

うんちがゆるいけど、元気で食欲もある場合には、離乳食の量を少し少なめにします。

2~3日様子をみて、下痢がおさまるようであればいつもの量に戻しましょう。

下痢が続いている間は、新しい食べ物は与えずに、今まで与えたことのあるものだけを食べさせましょう。

●離乳食が進んでいる時(生後7ヶ月以降~)

はじめたての時も同じですが、症状がひどい時には一旦離乳食はお休みしましょう。

反対に症状が軽い場合に離乳食をお休みしてしまうと、かえって症状が悪化してしまうこともあります。

嘔吐などがなく元気で食欲があるようであれば、普段通りに進めていきましょう。

下痢のときには脱水が心配なので、水分補給はしっかりと行います。

経口補水液やイオン飲料、麦茶などが良いです。

【下痢のときの離乳食の工夫のしかた】

元気で食欲がある場合には、普段よりも少し柔らかめのおかゆにしたり、うどんなどの消化の良いものを与えてあげましょう。

はじめはスープやお味噌汁、おもゆやすりおろしリンゴなどからはじめます。

徐々に豆腐、野菜の煮つぶしと固形のものに変えていき、もとの固さに戻していきます。

食欲がなく食べられない時には、少ない量を回数を増やしてあげてみるのも良いでしょう。

【下痢の時にはあげないで!NGな食べ物】

下痢のときの離乳食を進めていく際には、あげると症状を悪化させてしまう食べ物もあります。

一部例にはなりますが、以下のような食べ物や飲み物は治るまではあげないようにしましょう。

・イオン飲料以外の清涼飲料水
・フルーツジュース(薄めてあげるのはOK)
・糖分が多いもの(ゼリーやおやつなど)
・繊維が多い野菜類(ごぼう、れんこん、ほうれん草など)
・さつまいも
・乳製品(ヨーグルトや牛乳など)

上記のもの以外にも消化の悪い食べ物は避けてあげましょう。

【うんちに食べ物がそのままでてきた!】

赤ちゃんのうんちに食べたものがそのままでてきてびっくりするママも多いのではないでしょうか。

とくに下痢をしている最中に食べ物がそのままでてくると消化不良なのでは?と心配ですよね。

でも大丈夫です!

赤ちゃんは消化機能がまだまだ未熟なので、食べたものがそのままでてきてしまうのはよくあることなのです。

そのままでてきても、栄養素はしっかりと吸収されているのでそこも心配いりません。

あまり頻繁にあるようであれば、しっかり噛めていない可能性もあるので少し小さめに刻んであげるなどの工夫をしてあげましょう。

【まとめ】

離乳食期に下痢を起こしてしまった場合には、元気で食欲があれば普段通りに進めても大丈夫なことが多いです。

下痢以外にも症状がある場合には胃腸炎などの病気の可能性もあるので、かかりつけの小児科を受診しましょう。

今回ご紹介したNG食材には気をつけて進めていけるとよいですね。

ただでさえ大変な離乳食期ですが、もしうんちがゆるくなってしまっても今回の記事を参考になんとか乗り越えてもらえたらと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました