赤ちゃん,言葉,方言
方言は○○弁とよばれ、標準語とは違った言葉遣いで少しなまりのある感じがあったり、かわいい響きだったりしますよね。
私は北海道で生まれ、5歳の時に関東に引っ越してきました。
赤ちゃんの頃は周りの言葉を真似て理解していきます。
その言葉達の中で生きていくので、私は大きくなってから初めてこれが方言だったんだと知る言葉も多くありました。
地方によっていろいろな方言があるのはおもしろいですよね。
私は両親が北海道出身だったので、知らないうちに色々な方言を記憶していましたし、それが当たり前の全国共通語だと思っていました。
なんだか方言って、発音も独特で、特別感があって私は好きです。
大人になって、標準語に染まっても、北海道の親戚や家族と話す際には、北海道弁がもどってきます。
相手に合わせて無意識に言葉が合っていくのだなと感じました。
懐かしい感じがしながら、とても居心地が良くなります。
そこで方言について2点疑問に思うことがありました。
一つ目は赤ちゃんに話しかけるときに使う赤ちゃん言葉にも方言は存在するのでしょうか。
私は北海道で過ごしてきて関東に来てから方言だと知った言葉で印象的だったのは「おっちゃんこ」と「こっこ」いう言葉でした。
みなさんはこの言葉を知っていますか?
「おっちゃんこ」は「おすわり」という意味で、「こっこ」は「魚の卵や動物の子ども」です。
人間には使いませんよ。
「おっちゃんこできたね」、「そろそろおっちゃんこできるかな」、「こっこおいしいね」、「こっこかわいいね」など当たり前のように使ってきた言葉が、これを聞いた友人は驚きとともに、意味もわからなかったそうです。びっくりしました。
あとは、よく祖父母や親戚から「めんこいね」など幼い時に言われていました。
めんこいの意味は使うことはなくても意味はご存知の方が多いかもしれません。
かわいいという意味です。
北海道弁は意外と独特な言葉が多いんだと大きくなってから感じました。
このような実は方言だった!という言葉はたくさんあると思います。
標準語で1つの言葉に対して、地方によっていくつもの言い方があるなんてとても興味深いです。
そして次に疑問に思ったこと。方言は遺伝するのでしょうか。
結論からいえば、遺伝はしないそうです。
やはり、周りの環境次第、極端にいえば親が英語しか話さなければ子供も英語しか話さない、というようにいちばん身近にいる親の言葉を吸収していくので、遺伝ではなく成長につれて言葉を身につけていくそうです。
そして子供のほうが大人よりも、なんでも吸収がはやいそうなので、方言もスッと入っていきやすいそうです。
大人になり、生活環境、人間関係もも広がっていく中で、色々な地方出身の友人ができました。
やはり、会話の中で「今の言葉はどういう意味!?」となる言葉も出てきます。笑
方言についての会話ってクイズにもなってすごく盛り上がる気がします。
そして初めて聞く響きは、かわいく感じてちょっとうらやましい気持ちにもなります。
私は、大人になり、両親が九州出身の地元(関東)の友人と4年前結婚いたしました。
九州の方言もたくさんあるのですね。
夫の実家にもよく遊びに行くのですが、娘をみていつも、「かわいか~」と言っていました。
お手伝いをしている日常でも「そんなもんでよかよ~」など、いいよという意味でなんとなくわかりますが、九州弁もなかなか特徴があっておもしろいです。
ここで簡単なクイズ二問です。
「ごすっと」という言葉、わかりますか?
私は初めて聞いたとき、考えても思いつかず、意味を聞いて驚きました。
意味は「突然立ち上がる」だそうです。
今でも会話の中で出てくるとちょっとびっくりします。笑
そして、お次の問題。
「しきる」これはどうでしょうか?私はわかりませんでした。
例えば「○○しきる」というように「できる」という意味だそうです。
逆の意味の「できない」は「しきらん」だそうです。
よく、博多弁ってかわいいと、テレビなどで見かけることはありませんか?
語尾が、「~と」、や、「~ばい」、「~けん」、など、他にもたくさんありますがすごく響きが柔らかくとれて、温かいイメージがあります。
フランクな感じもしますよね。
やっぱりちょっと独特な響きって真似したくなってしまいます。
ちなみに調べてみたところ、かわいい方言ランキングの一位は福岡の博多弁だそうです。
身近に博多弁を聞けるとすごく一位の意味がわかります。とってもかわいらしいんです。
そもそも方言ってどう生まれたのか?
方言についてそこまで深く考えたことはありませんでしたが、このテーマを機に調べてみました。
都で生まれた言葉が、新しく塗り替えられて、もともとの言葉がその地方にいまだに生きているのだそうです。
歴史を感じられ、奥深いなと思いました。
必ずその言葉にはなにかつながる意味があるのだと感じました。
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