赤ちゃん,耳掃除,いつから
じっとしていることができない赤ちゃんの耳掃除は難しいですし非常に怖いですよね。
私も苦手なケアのひとつです。
他のパパママがどのようにしているのか気になるところでもありますよね。
今回は赤ちゃんの耳掃除について私の体験談をふまえてお話していきたいと思います。
・いつから耳掃除を始めるか
耳掃除は新生児期からすることが可能です。
赤ちゃんは新陳代謝が良いので耳垢も溜まりやすいです。
また、新生児の赤ちゃんにはまだママのおなかの中にいた頃の名残で羊水のカスや胎脂がついていることもあるので綺麗に取り除いてあげるといいですよ。
・耳掃除の頻度は?
どのくらいの頻度で耳掃除をすればいいのかというと
最低でも1週間に1回はした方がいいでしょう。
お風呂上がりに毎日耳掃除しているママも少なくないようですよ。
沐浴指導の時に習った記憶のあるパパママもいるのではないでしょうか。
タオルでポンポンと耳の外側を拭いてあげて耳の穴の周りを軽く綿棒でクリクリとしてあげます。
耳の中に水が入ったときは別ですが私はそんなに細かな性格ではないので、毎日のお風呂タイムの後は耳の周りをタオルでポンポンと拭く程度です。
きちんと耳掃除としてやるのは1週間~10日に一度です。
10日ほど間隔があくと綿棒に結構汚れが付着するのでやはり1週間に1度行うことをおすすめします。
・耳掃除をする必要があるのか
そもそも耳掃除をした方が良いのか、という論争が数年前から私の身の回りで起きています。
私の知り合いの医師から聞いた話だとアメリカでは耳掃除をする人が今はほとんどいないそうです。
アメリカの医学界では耳掃除はする必要はないということが常識となっているのだそうですよ。
はじめは半信半疑で聞いていましたが日本でも近年、耳掃除はする必要がないと言われるようになってきました。
そもそも耳垢とは何かというと体から出てくる垢と全く同じで耳の皮膚の一部がはがれ落ちたものです。
耳垢となった皮膚は耳の毛などが外に押し出してくれるのでどんどん溜まって耳が聞こえなくなるなんていうことはまずないと言われています。
逆に耳垢を取ろうと綿棒を奥に入れたりすることで耳垢を奥まで押し込めてしまい耳の奥で耳垢が固まってとれなくなってしまう「耳垢塞栓」と呼ばれる状態になってしまうのだそうです。
また、ついつい耳垢を取り過ぎてしまい、耳の中が炎症を起こしてただれてしまうこともあります。
そのため基本的には耳掃除はしなくても問題がないどころかしない方がいいと言われるようになりました。
それであれば赤ちゃんの耳掃除もしなくて良いのではと思いますよね。
その通りで基本的に赤ちゃんの耳掃除も近年では必要ないと言われています。
前述したように赤ちゃんは新陳代謝が良いので大人よりも耳垢が多いです。
しかし赤ちゃんの耳垢も大人と同じように自然と輩出されるので基本的に耳掃除は必要ないです。
しかししてはいけないということではないので明らかに耳が汚れているのが見て取れる時はやさしく耳掃除をしてあげて下さいね。
・赤ちゃんの耳掃除の仕方
1歳未満の赤ちゃんは基本的には綿棒を使います。
大人用の耳かきだと赤ちゃんの柔らかな耳を傷つけてしまうので使用はしないで下さい。
大人用の耳かきは
1歳以上になってからと言われていますが個人的には3歳頃までおすすめしません。
なぜなら赤ちゃんはじっとしていることができず言うことを聞くことが出来ません。
したがって固い大人用の耳かきで鼓膜を傷つけてしまう可能性が非常に高いです。
基本的には耳掃除は必要がないと言われているのであまり無理せず、お利口さんにしていられる時期から使用するようにしましょう。
また、綿棒を使用する際も奥まで入れないように気をつけて下さいね。
綿棒またはタオルで耳の穴の表面や外側をこする程度で大丈夫です。
大人の場合と同じように赤ちゃん用の綿棒を使用しても耳穴に対して割と太めに出来ているので耳垢が奥に押し込められてしまうのです。
私も何度か耳垢を取るつもりが押し込めてしまったという経験があります。
このため必ず耳の穴の周りを軽くこする程度にして下さいね。
・どうしても取りたい人は耳鼻科で
なかなかとれない耳垢がどうしても気になるという方は耳鼻科に行って専門の先生にとってもらうことをおすすめします。
耳垢くらいで耳鼻科に行くの?と驚いてしまうパパママもいるかもしれませんが全く気にせず耳鼻科に行ってもらって大丈夫ですよ。
私の姪も先日耳垢を取ってもらいに行きました。
小さいカメラで耳の中をよく観察しながらお医者さんが綺麗にお掃除をしてくれます。
カメラの映像は患者側も見ることが出来るので綺麗になっていく様をリアルタイムで確認することができますよ。
赤ちゃんの肌が繊細なように、耳の中はもっと繊細です。
そのため必要であれば専門家に任せましょうね。
また、赤ちゃんが耳掃除を気持ちいいものだと感じるようになるのはもっとずっと先の事です。
それまでは耳掃除は赤ちゃんにとっては未知のことで怖くて苦痛なものかもしれません。
必要以上にケアをしてしまって赤ちゃんに恐怖心が植え付けられ耳掃除嫌いになってしまった、ということがないように耳掃除はほどほどに、そしてコミュニケーションの一環として日々のケアを楽しんで行ってみて下さいね。
コメント