綾瀬はるか『ひとりでしにたい』終活コメディ全貌
「ひとりでしにたい」は、綾瀬はるかが主演を務めるNHKの土曜ドラマです。39歳の独身女性・鳴海が、伯母の孤独死をきっかけに「終活」に取り組む姿をユーモア満載で描いています。脚本は大森美香が担当し、原作はマンガ部門で優秀賞を受賞したカレー沢薫の作品です。本作のネット上での反響、第2話の“親の老後”についてのエピソード、NHK特有の社会風刺、そして原作の受賞歴について詳しくお伝えします。
綾瀬はるかが演じる“終活”コメディの魅力
綾瀬はるかが演じる山口鳴海は39歳の美術館の学芸員です。一人暮らしを楽しんでいた彼女ですが、憧れの伯母の孤独死がきっかけで「ひとりでしにたい」から「ひとりでしにたくない」という考えに変わります。婚活を試みるものの失敗し、“より良く死ぬ準備”として終活に目覚めるというコメディタッチの物語です。脚本を手掛ける大森美香は、『あさが来た』や『青天を衝け』でも知られ、ユーモアと社会問題への視点を見事に融合させています。
SNSでの反響:共感を呼ぶ“終活”のリアルさ
ハッシュタグ「#ひとりでしにたい」には多くの共感の声が寄せられています。視聴者は「孤独と不安が自分をバカにする」「推し活の“イタさ”がリアルすぎる」といったコメントを投稿し、重いテーマをコミカルに表現するバランスが高く評価されています。また、視聴者は自身の老後準備に対する気づきを語り、SNS上では「笑いを交えながら考えさせられる」「次回も見逃せない」との感想が多く寄せられています。ドラマをきっかけに原作マンガを読む人も増えているようです。
NHKが描く社会風刺とコメディの融合
NHKの土曜ドラマらしく、終活という“誰もが抱える不安”を社会派コメディとして描いています。伯母の孤独死や高齢化社会の介護問題、老後資金の不安など、笑いの中に鋭い風刺を盛り込んだ演出が特長です。劇伴や間の取り方にこだわりが見られ、重いテーマを軽やかに表現するNHKならではの「ユーモアと問題提起」のバランスが高く評価されています。
第2話:「親の老後が先に来る」という現実を描くエピソード
6月28日に放送された第2話の副題は「同担のカレと親の終活!」です。鳴海は「自分より親の老後が先に来る」という事実に気づき、両親の終活を促すための作戦を立てます。佐野勇斗が演じる同僚・那須田と共に実家を訪れ、介護や葬儀に関する現実的な課題をユーモラスに描写しました。視聴者からは「笑いながらも心に刺さる」「親と一緒に観たい」という感想が多く寄せられました。
原作マンガは文化庁メディア芸術祭の優秀賞受賞作品
原作はカレー沢薫の同名マンガ『ひとりでしにたい』で、2023年度の文化庁メディア芸術祭マンガ部門で優秀賞を受賞した作品です。ギャグと社会派テーマを見事に両立させた筆致が高く評価されており、ドラマ化に際しても原作ファンが納得するクオリティが保たれています。原作者自身も「終活は誰もが避けられないテーマ」と語り、ドラマ化への感謝の意を表明しています。
まとめ
『ひとりでしにたい』は、6月21日(土)22:00からNHK総合で全6回放送されます。綾瀬はるかが演じる“終活ビギナー”鳴海の奮闘や、社会問題に対する鋭い視点、原作マンガの受賞歴が魅力です。SNSでの共感コメントや第2話の親の老後エピソードも話題を呼んでいます。見逃し配信はNHKプラスで1週間無料で視聴可能で、Paraviでは全話視聴ができますので、ぜひチェックしてください。
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