芳根京子さんの2025年映画出演作品についての解説

2025年、芳根京子さんはヒューマンドラマの主演2作品で映画界に新風を吹き込みます。1月に公開される『雪の花 ―ともに在りて―』では千穂役として家族の再生を描き、11月には『君の顔では泣けない』で身体と心が入れ替わるヒロインを演じます。本記事では、それぞれの作品の魅力や共演キャスト、芳根さんの演技の幅について詳しくお伝えします。

『雪の花 ―ともに在りて―』：家族の絆を描いた感動作

2025年1月24日に公開されるこのヒューマンドラマでは、芳根京子さんが長年のすれ違いを抱える千穂を演じます。監督の小泉堯史のもと、松坂桃李さんや役所広司さんらと共に“家族の絆”を真摯に描く作品となっています。撮影初日は氷点下の環境で行われ、特に印象的だったのは30秒間の長回しシーンです。このシーンでは台詞なしで千穂の内面の揺れを表現し、観客から高く評価されています。

『君の顔では泣けない』：入れ替わりの奇想天外な物語

2025年11月に全国公開予定のこの作品では、芳根さんが15年間心と体が入れ替わり続けるまなみ役を演じます。原作小説をもとにした実写化で、高橋海人さんとのW主演として、15年分の恋愛やキャリア、家族生活を二人で巧みに演じ分ける難役に挑戦しています。芳根さんは「もがきながら自分を、相手を受け入れる姿が胸に刺さりました」とコメントしており、監督の坂下雄一郎さんからも「芳根さんの繊細な感情表現が作品の核」と称賛されています。

共演者との化学反応が生む魅力

『雪の花』では、松坂桃李さんが芳根さんの夫役を演じ、劇的なシーンが繰り広げられます。公開記念イベントでは、鏡開きセレモニーでの息の合ったトークが話題になりました。また、『君の顔では泣けない』ではKing & Princeの高橋海人さんが芳根さんの入れ替わりの相手役として初共演し、撮影前のワークショップでお互いの人生を共有することで作品のリアリティを高めました。

芳根京子さんの演技の進化を感じる2025年

2024年までの多様なドラマ経験を通じて、2025年は2本の大作で「家族」と「自己受容」というテーマに挑みます。『雪の花』での静かな感情の変化と、『君の顔では泣けない』でのダイナミックなキャラクターの変貌は、芳根さんの演技の幅と深みを示しています。10周年を迎えるキャリアにおいて、集大成ともいえる重要な年になるでしょう。

まとめ

芳根京子さんの2025年は、『雪の花 ―ともに在りて―』と『君の顔では泣けない』という対照的なテーマの作品で主演を務める挑戦の年となります。家族の物語とファンタジー要素を通じて、彼女の確かな演技力と表現力をスクリーンで体験していただければと思います。新たな挑戦にぜひ劇場でご注目ください。